ヒップリフトのやり方|正しいフォーム・回数の目安・よくある間違い
ヒップリフトのやり方を、あお向けで行う基本フォームから解説。回数の目安、腰を反らせてしまうなどのよくある間違い、負荷の調整方法、避けたほうがよいケースまでまとめました。
ヒップリフトは、あお向けでひざを立て、お尻を持ち上げる体操です。お尻から太ももの裏、おなかまわりを使う動きで、寝たままできるので、運動が久しぶりの方も取り入れやすい種目です。
この記事では、基本のフォーム、回数と頻度の目安、よくある間違い、負荷を軽く・強くする方法、避けたほうがよいケースを、順番に説明します。
- 座りっぱなしが続いた日に
- 寝たままできる運動を探しているとき
- 朝のウォーミングアップに
やり方
- 01あお向けでひざを立てる
マットなどの上であお向けになり、両ひざを立てて足を腰幅に開きます。足裏全体を床につけ、かかとはお尻から足の長さ1つ分ほど離します。両腕は体の横に置き、手のひらは床に。
- 02おなかに軽く力を入れる
息を吸ってから、おへそを軽くへこませるようにして、おなかに力を入れます。腰が大きく反っていないか、床との間に大きなすき間ができていないかを確認します。
- 03お尻を持ち上げる
息を吐きながら、かかとで床を押すようにして、お尻をゆっくり持ち上げます。肩からひざまでが一直線になるところで止めます。
- 042〜3秒キープする
お尻をきゅっと締めた状態で、呼吸を止めずに2〜3秒キープします。ひざが外に開いたり、内側に入ったりしないようにします。
- 05ゆっくり下ろす
息を吸いながら、背中→腰→お尻の順に、背骨を一つずつ床に置くようにゆっくり下ろします。10回を目安に行います。
ポイント
- 腰を反らしすぎない(上げすぎない)
- お尻をきゅっと締める意識で
- 足裏全体で床を押す
- 回数はできる範囲で
ヒップリフトで使う部位
ヒップリフトでは、お尻の筋肉(大殿筋)や、太ももの裏(ハムストリングス)、おなかまわりの筋肉を使います。
デスクワークなどで座っている時間が長いと、お尻まわりを使う機会が減りがちです。寝たままお尻まわりを動かせる体操として、取り入れやすい動きです。
回数・セット数・頻度の目安
セットの間は、30秒から1分ほど休みます。毎日行う必要はなく、筋肉を休ませる日をはさむほうが続けやすい方が多いです。
筋肉痛や疲れが強く残るときは、回数を減らすか、お休みする日を作ってください。
| 段階 | 回数の目安 | 頻度 |
|---|---|---|
| はじめて | 5回 × 1セット | 週2〜3回 |
| 基本 | 10回 × 2セット | 週2〜3回 |
| 慣れてきたら | 15回 × 2〜3セット(キープ時間を少し長めに) | 週2〜3回 |
正しいフォームのチェックポイント
- 肩と背中の上のほうで体を支え、首に体重をかけない
- 足は腰幅に開き、つま先とひざは同じ向きにそろえる
- ひざの角度はおよそ90度。足がお尻から遠すぎても近すぎても、お尻を使いにくくなります
- 上げたときに、肩からひざまでが一直線になる
- 目線は天井、あごは軽く引く
よくある間違いと直し方
- 腰を反らせすぎる:高く上げようとして腰が反ると、腰に負担がかかります。肩からひざが一直線になるところで止めて、おなかに軽く力を入れておきます。
- ひざが開く・閉じる:足は腰幅に開き、ひざはつま先と同じ向きにそろえます。
- 反動をつけて上げ下げする:勢いをつけず、ゆっくり行います。
- 太ももの前ばかりに力が入る:足をお尻に少し近づけ、かかとで床を押す意識にしてみましょう。
- 太ももの裏がつりそうになる:足がお尻から遠すぎないかを確認します。つりそうなときはいったん中止して休みましょう。
- 息を止める:吐きながら上げ、吸いながら下ろします。
負荷を調整する方法
- 軽くしたいとき:お尻を上げる高さを半分にする/キープせずに上げ下げだけにする/回数を減らす
- 強くしたいとき:キープ時間を5秒に延ばす/太ももにバンドを巻いて、ひざが開かないようにする
- 片足ヒップリフト:片足を浮かせて行う方法です。バランスと腰への負担に注意が必要なので、基本のフォームに慣れてから、少ない回数で試してください。
いつ行うとよいか・組み合わせるとよいケア
ヒップリフトのあとに、ひざ倒しやお尻まわりのストレッチを行うと、使った部分をゆるめやすくなります。
- 朝:起きてすぐ、ふとんの上で軽く行う
- 仕事のあと:座りっぱなしだった日の切り替えに
- ほかの運動の前:ウォーミングアップとして
- 食後すぐは避ける
ヒップリフトとブリッジの違い
ヒップリフトは、「グルートブリッジ」や「ブリッジ」と呼ばれることもあり、あお向けでお尻を持ち上げる同じ動きを指す場合が多いです。体操競技などで背中を大きく反らせて体を支える「ブリッジ」とは別の動きなので、混同しないようにしましょう。
このページで紹介しているのは、背中を反らせすぎず、肩からひざまでを一直線にするフォームです。
続けるコツ
- 「歯みがきのあと」「ふとんから出る前」など、行うタイミングを決める
- 最初は5回だけでOK。少しずつ増やす
- できなかった日があっても気にしない
- ひざ倒しやお尻のストレッチをセットにすると、続けやすいという方もいます
こんな場合は無理に行わないで
- 腰に痛みがあるとき、腰痛で治療中の方(医師の指示を優先してください)
- 首や肩を痛めているとき
- ひざや股関節に痛みがあるとき
- 妊娠中の方は、あお向けで気分が悪くなることがあるため、事前に医師に相談してください
- 手術を受けたあとの方、医師から運動の制限を受けている方
よくある質問
- Q. 毎日やってもいいですか?
- A. 軽い負荷であれば毎日行える方もいますが、筋肉を休ませる日をはさむほうが続けやすいことが多いです。筋肉痛や疲れが残るときは、回数を減らすか、お休みする日を作りましょう。
- Q. 腰が痛くなってしまいます。どうすればいいですか?
- A. 腰を反らせすぎている、上げすぎている可能性があります。上げる高さを低くして、おなかに軽く力を入れて確認してみてください。それでも痛みが続くときは行うのをやめて、医療機関に相談してください。
- Q. お尻を使っている感じがしません。
- A. 足の位置が遠すぎたり近すぎたりすると、お尻を使いにくいことがあります。足をお尻から足の長さ1つ分ほど離し、かかとで床を押して、お尻を締めながら上げてみてください。感じ方には個人差があります。
- Q. どれくらい時間がかかりますか?
- A. 10回を2セットで、休憩を含めて3分ほどです。
- 腰に痛みがあるときは行わないでください。
- 首に体重をかけないようにしましょう。
- 痛み・しびれ・めまいなど、いつもと違う感覚があればすぐに中止してください。
- 持病のある方、妊娠中の方、けがや手術のあとで治療中の方は、事前に医師に相談してください。
※本ページは一般的なストレッチ・セルフケアの方法を紹介するもので、症状の改善や特定の効果を保証するものではありません。気になる症状が続く場合は医療機関にご相談ください。掲載リンクは広告(アフィリエイト)を含みます。